世界に通用するROEトップ200ランキング

次のJPX400採用銘柄はここにある!?

首位のガンホーはソフトバンクが筆頭株主。グループでスマホゲーム世界一を狙う(撮影:尾形 文繁)

11月6日に発表された東証の新指数、「JPX日経インデックス400」。2014年1月からの運用が予定されるこの指標の、重要な選定条件の一つとなっているのがROE(自己資本利益率)だ。これは、純利益を自己資本で割って算出する指標で、企業の収益性をはかるものだ。これまで日経225銘柄を構成してきたパナソニックや電力各社が軒並み落選となったことは、新鮮な驚きだった。

ここでは、時価総額3000億円以上の主力株にしぼり、今期予想ROEの高い企業200社をランキングしてみた(ROEの分母となる自己資本額は、半期ベースの数値を用いた)。さすがに、「時価総額も大きく、かつROEの高い企業」は、軒並み新指標の400銘柄に採用されていることがわかる。

圧倒的な高収益ぶり!ネット系ゲーム企業強し!

トップは2013年6月末(上期末)時点の自己資本で見た場合、今期ROEが122%にもなる見込みのガンホー・オンライン・エンターテイメントだ。自己資本が増加した9月末時点でみても92%に達しダントツだ。昨年2月開始のスマホ向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」が月商100億円超の大ヒット。今13年12月期の純益は6.7倍増の550億円に膨らむ見込みで、新指標にも当然の採用となった。ただ、さすがに来14年12月期は国内ブームの沈静化で減益となりそうだ。

2位もスマホ向けゲームで急伸するコロプラだ。14年9月期もドル箱の「魔法使いと黒猫のウィズ」の躍進が続き、新作も寄与して営業益倍増の見込みだ。純益も11年9月期の2.8億円から7.7億円(12年9月期)、31.5億円(13年9月期)と膨張、今期は67億円まで拡大する見通し。今期ROEは85%、来期にはこちらも100%を超える勢いだ。上場からまだ1年ほどしか経っていない(2012年12月上場)新興企業だが、時価総額はすでに3000億円超。次のJPX400銘柄の筆頭格といえそうだ。

3位にはカカクコムが入った。価格比較サイトが手数料収入は想定を上回り、「食べログ」も急成長するなど絶好調だ。今期ROEも40%を超えてきそうだ。続く4~7位もROE30%台と高水準。ここでも日本オラクルソフトバンクエムスリーなどIT・ネット関連が続いたが、7位には米国での自動車販売が絶好調の、富士重工業が入った。

一方、5位のソフトバンク、17位の楽天はともに自己資本比率の低さが目立っている。特に楽天の自己資本比率は、同社の金融会社という特性は考慮されてしかるべきだが、10%を割り込んでおり、健全性には一定の注意が必要かもしれない。そもそもROEは分母の自己資本を削れば削るほど高くなる問題点がある。一般論で言えば、健全性との兼ね合いから見れば、自己資本比率30%以上は欲しいところだ。

ランキングを見ていくと、意外な銘柄が12位に入っている。東京電力だ。こちらも自己資本比率の低さは歴然だが、今期は値上げの通期寄与などで営業益が黒字化するほか、原子力損害賠償支援機構資金交付金が入り純益が膨張する。ただし、これは一過性の利益であり、来期の純益は10分の1程度に落ちこむ見通しだ。

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