アップルはこれから何で稼ぐのか?

ハードウエア路線を転換する可能性は?

 本連載は、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンに関するトピックを毎週1つないし複数採り上げながら、米国・シリコンバレーを中心とするIT事情を定点観測的にお伝えしていく。今回はアップルを採り上げる。米国時間2013年10月28日に2013年第4四半期決算が発表され、2013年の決算が出そろった。2014年のアップルはどう展開するのだろうか。
iPadエアなど、新製品を次々と発表するアップル。iPhoneのような利益率の高い商品はこれから生まれるのか(写真:ロイター/アフロ)

過去10年で初めて利益が減少

2013年10月28日に2013年第4四半期決算を発表したアップル。売上高、1株当たりの利益、いずれもアナリストの予測を上回る結果となった。9月20日に発売し最初の3日間で合計900万台を売り上げたiPhone 5sと5c。およそ10日間の新機種発売効果もあって、iPhoneの売り上げは3ヵ月で3380万台に達した。これは予測平均の3200万台を上回る数字だった。

しかしiPadは前年同期から横ばい、Macは減少に転じた。iPadについては、10月22日に発表されたiPad AirとiPad miniがこの決算に含まれていないが、既存の機種については需要や競争力に問題が生じていると指摘できるだろう。

下表に2012年と2013年との数字を比較してみた。

売上高は増加している一方で、利益はここ10年で初めて減少。これまで、売上高と利益の双方を2ケタ成長させてきたこと自体が異例といっても良かったが、その流れがストップすることになった。もちろんそれでも、ほかのコンピュータやスマートフォン、タブレットのメーカーの中では高い利益率を上げていることは間違いない。

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