貧乏でも裕福でもお金に振り回されるワケ 「お金を欲しがる7つの理由」を心に刻もう

拡大
縮小
お金の存在がストレスになっていませんか?(写真:Topicimages / PIXTA)
100万部突破のベストセラー『ユダヤ人大富豪の教え』著者の本田健氏が、大人のための知的好奇心マガジン『ACT4(アクト・フォー)』に寄稿している連載企画から、その内容を一部抜粋、加筆してお届けします。


「もっと、お金があったらいいのに」

そう思っている人は多いはず。でも、収入が増えても、すぐに無くなってしまうことがあります。お金を稼ぐ時も、使うときもストレスを感じるといったことは、誰もが経験しているのではないでしょうか。

また、お金持ちになったら幸せになれるかというと、必ずしもそうではありません。お金がないのも大変ですが、お金がありすぎても苦しくなることがあります。

お金と上手につきあえない2つの理由

一体、なぜそうなってしまうのでしょうか。理由は2つあります。

ひとつには、お金と上手につきあうのが、現代ではとても難しいからです。お金を得る際には、一生懸命に知恵をしぼったり、汗をかいたりして、大変な努力が必要です。けれども、使うときには、知性も努力も必要ありません。また、収入が増えるたびに購入する物やサービスのグレードも上がっていくことが多いので、みんなお金に困ってしまっています。

人がお金と上手につきあえないもう一つの理由は、私たちが「お金が人の感情を動かすこと」をよく理解していないからです。お金をもらうとき、払うとき、無意識のうちに感情が動きます。お金に関して不安を感じたり、イライラを感じたりしているわけです。それは、どれだけ稼いでいるか、資産を持っているかに関係ありません。お金に対して様々なことを感じますが、「足りなくなったら困る」、「どうして、もっと入ってこないのだろう」といった感情的なストレスは、離婚の原因になるぐらい影響力があります。

次ページ「お金が存在する意味」を答えられますか?
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT