子どもにおカネを無心し続ける母親の正体 虐待被害者が抱え続ける「痛み」とは?
子どもの自尊心を壊し、カネを無心する母親
母へ。あなたの足音や気配にいつもびくびくしながらすごしていました。
初潮が来た時は「他の子より早い。ませてる」と言い、ナプキンの使い方がわからず困ってる私を無視。私は下着を汚し、自分が汚い存在に思えてトイレで泣きました。翌日、あなたはめんどうくさそうにご近所に「早々に生理が来て恥ずかしい」と言いながら赤飯を配り、私は「私は恥ずかしい人間。人に迷惑をかけぬよう、母の言う通り生きなければ」と思うようになっていました。
私は勉強が苦手で、学校も嫌いでした。毎夜のように両親が大声で殴り合い、家の中はぐちゃぐちゃ。それが近所では有名で、バカにされていたのです。
私は絵を描くのが好きで、描いている間はすべてを忘れられました。私が描いた傘の絵が先生にほめられ、廊下に長い期間、貼り出されました。授業参観であなたが来た時、ほめてくれると期待しましたが、あなたは無表情。校長先生が私の絵がどれだけ素晴らしいかを語ってくれても、あなたは言いました。
「こんなものが上手くても、将来何の役にも立たない。他の勉強でいい成績を取らなければ意味がない」
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