「就職に強い女子大学」トップ65ランキング

全体1位は東北女子、有名企業なら東京女子

ちなみに、ランキング上位の女子大と同程度の有名企業実就職率の大学には、学習院大学(30.6%)、青山学院大学(29.0%)、関西学院大学(28.4%)、明治大学(28.2%)、立教大学(27.6%)など、東京や関西の難関総合大学の名前が挙がる。

これらの総合大学とランキング上位の女子大の難易度を比較すると、さらに女子大の”お得感”が際立ってくる。

駿台予備学校が実施する駿台全国マーク模試の難易度(原則として募集人員が最も多い日程・方式の学科の最高値を採用)によると、東京女子大学の現代教養学部が57、日本女子大学と神戸女学院大学の文学部がともに55となっている。それに対して、明治大学の文学部は64、青山学院大と関西学院大の文学部はともに61。ランキング上位の多くの女子大は、難易度が決して高くないのに、有名400社の実就職率が難関総合大と遜色ない、ということがわかる。

女子大御三家は総合職の比率高い

その昔、女子大の就職というと、「結婚までの腰掛け」と言われる時代があった。が、現代の伝統ある女子大は、男性社員と対等に働くことが求められる総合職に就く学生が多い。

津田塾大学は2017年卒の学生の9割が総合職もしくは専門職として就職している。このような就職状況について同大のキャリア支援担当者は「7割が総合職で2割が専門職という割合は、雇用機会均等法が施行されて以来変わらない傾向。OGの職場経験を聞く中、在校生は自然とOGに惹かれるようになり、また、そうした3、4年生の姿を見て、1、2年生も影響を受けるという図式ができている」と説明する。

伝統の力が大きいのは、東京の女子大御三家で残る2校も同じで、就職者全体に占める総合職や専門職の割合がとても高い。

「女子大の伝統校は昔から就職に強く、有名企業の中堅社員にOGが数多くいる強みがある。法政大学や明治大学などで女子学生が増えたのは最近のことだから、女子大ほど中堅社員のボリュームは厚くないでしょう。大学と同様、女子大はOGの後輩に対する面倒見の良さも、高い就職状況につながっている」(駿台教育研究所の石原氏)。

女子大は、学生や学部の多様性などで総合大学に見劣りする面があるものの、面倒見の良さやコンパクトで濃密な人間関係が構築できる良さがあり、その延長線上に良好な就職状況が加わる。倍率や難易度に比べて就職力が高いお得感のある女子大は、大学入試でもっと注目されていい。

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