あのゴディバをコンビニでよく見掛ける理由 気軽な場所で求められるラグジュアリー体験
スイーツ、ドリンク、アイス――。ここのところ、ゴディバの名前を冠した商品をよくコンビニで見掛ける。ゴディバといえば、高級チョコレートの代名詞。コンビニといえば、日常の象徴。対照的ともいえるこの2つの存在が今、こんなに結びついているのはなぜだろうか。
ゴディバが初めてコンビニで販売を開始したのは、2010年のバレンタインシーズン。以来、年々コンビニでの販売アイテムを増やし、2017年6月にはローソンで「Uchi Café SWEETS×GODIVAショコラロールケーキ」を筆頭に、7月には同コラボレーションの「ショコラプリン」、9月には、「ショコラタルト」「ガトーショコラ」と、立て続けに限定商品を販売した。
また、コンビニ限定サイズのアイスクリーム、チョコレートアイスバー、チルドカップドリンク(チョコレートドリンク)などを展開し、今やコンビニでオールシーズン、あらゆるゴディバのアイテムに出合えるといっても過言ではない。
どんな戦略があるのか、2010年からゴディバ ジャパンで社長を務めるジェローム・シュシャン氏に話を聞いた。ゴディバ初のコンビニエンスストア展開は2010年からなので、まさにシュシャン氏が社長に就任してすぐのタイミングとなる。
ゴディバはベルギーのブリュッセルで1926年に創業した老舗で、現在は世界100カ国以上で販売される世界の超有名高級チョコレートブランド。日本に上陸した1972年以来、高級チョコレートの代名詞として、真っ先に名前が挙がるほどの知名度がある。
高級イメージのゴディバのチョコレートを、コンビニで販売する決断は、社長として大きなチャレンジではなかっただろうか。
アスピレーショナルとアクセシブルの両立
「アスピレーショナル(あこがれ)とアクセシブル(行きやすい)は相反するものではありません。両立できるのです」。シュシャン氏は語る。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら