日本人の「外国人観光客への偏見」が酷すぎる

「お・も・て・な・し」は五輪の年だけなのか

「おもてなしの心」で接しましょう(写真 : Graphs / PIXTA)
人生相談室で人気のミセス・パンプキンの番外編コラムをお届けします。今回はインバウンド観光客に対する偏見をなくそう、という提案です。

 

まもなく秋の観光シーズンがやってきます。多くの訪日外国人(インバウンド観光客)で、観光地はどこも混雑することでしょう。ところで私の狭い生活範囲でも、海外からの観光客に対する失礼な言動を目にすることが多く、心が痛みます。特にアジア系の観光客に対して私たちはもっと、「おもてなしの心」で接するべきだと提案したいと思います。

観光客は迷惑な人たち?

2020年には年間4000万人を迎え入れるという目標に向けて、政府はいろいろ努力し研究しているようですが、同時に一部の日本人にみられる、海外からの観光客は迷惑な人たちという偏見を払拭する努力も、今一度必要ではないかと感じます。

たとえば私は東京で、何人かのタクシーの運転手さんに「インバウンドで忙しいでしょう?」と聞いてみました。「とんでもない、彼らはタクシーに乗らずチャーターバスでの移動だから、交通渋滞になり迷惑」とか、「ワンメーターしか乗らないのにカード支払いだから時間がかかり、私は外国人とみれば乗せない」「マナーも悪いしね」などと、たちどころに憎々しげに言う応えが返ってきます。

また別の日ですが、皇居の二重橋をバックに記念写真を撮ろうとしていたアジア系の若い2人が、お堀を囲む芝生の手前の柵のさらに道路側の、ブロックにして2~3段の高さの石の上に乗った時のことです。警察官が「乗らないで!」と大声で言ったものの、日本語は通じません。次の瞬間その警官は「乗るなと言っているのがわからないのかー!」と指差しながら怒鳴り、やっと通じた2人は慌てて降りた、という場面に居合わせました。

函館でも、こんな経験をしました。インバウンド観光客がいなければ、この地域の観光業は壊滅していたのではないかと思うほど、観光地や交通機関はどこも、アジア系観光客でいっぱいという印象でした。

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