「食べログ」レビュアー騒動で真の問題は何か

有名レビュアー「口コミ」の影響力と信頼性

飲食店が密集する都会では、「食べログ」がお店探しのプラットフォームとなっている。それだけに、信頼性の担保と向上が重要なはずだ(写真:Graphs / PIXTA)

「食べログ」(カカクコムが運営)といえば、全国で85万店以上の飲食店が登録し、月間9300万人以上が利用する、まさに飲食店情報サービスの「巨人」である。特に登録店舗の多い都市圏では、すでに飲食店情報を知りたいときに使うプラットフォームとしての地位を得ていると言っても過言ではないだろう。

食べログは、食事をした人が「星」の数による0.1刻みの点数による評価と200字以上の感想を記したテキストによって訪れた店をレビューし、それが積み重なっていく「口コミ」による飲食店評価の仕組みを持っている。

食べログの「トップレビュアー」が渦中に

人気のレビュアーが多くいる中でも、投稿数や人気から、トップレビュアーの1人なのが「うどんが主食」氏である。店選びで頻繁に食べログを訪れる人なら、「うどんが主食」氏による飲食店レビューを見た記憶がある人も少なくないだろう。最近では、食べログのレビュアーを超えた活動にも手を広げており、2017年6月5日には東洋水産から、自身が監修したカップうどんの「うどんが主食 讃岐風うどん」も発売されている。

その「うどんが主食」氏が渦中の人となったのは、2017年6月8日発売の『週刊文春』が、都内にある高級ステーキ店から、豪華な接待を受けていると報じたためだ。この店は食べログ掲載店の中でも、「東京のステーキ店」でランキング5位と高評価。週刊文春が報じた時点では「うどんが主食」氏は、レビューで高評価を与えており、関係性を問題視する記事内容だった。

この報道を受けて「うどんが主食」氏は、食べログ内のプロフィール欄に「私はこれまで飲食店を評価する時、いくら親しい友人の店であっても正直に評価をしてきました。今回、週刊文春の記事において書かれたことで多くの読者の方々に誤解を与えてしまい、また友人のお店に多大なる迷惑をかけてしまいました」などと書き込んだ。

約1800店に対して投稿されていた「うどんが主食」氏のレビューは、6月9日にいったん、すべて削除されたが、6月15日以降、約1400店についてレビューが復活している。なぜ、一度すべてのレビューが見られなくなり、その後、一部(非表示のままの約400のレビュー)を除いて復活したのか。

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