米軍がICBM迎撃実験に初めて成功した意義

北朝鮮からのミサイルに対する防衛態勢強化

 5月30日、米軍は、大陸間弾道弾(ICBM)による模擬攻撃をミサイル防衛システムで迎撃する実験が初めて成功したと発表した。米カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地で撮影(2017年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ワシントン/バンデンバーグ空軍基地(米カリフォルニア州) 30日 ロイター] - 米軍は30日、大陸間弾道弾(ICBM)による模擬攻撃をミサイル防衛システムで迎撃する実験が初めて成功したと発表した。北朝鮮からのミサイルに対する防衛態勢強化の取り組みが大きく前進した形だ。

実験はマーシャル諸島のクェゼリン環礁からアラスカ南部の海上に向けて発射したICBM型ミサイルに向け、カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から迎撃ミサイルを打ち出した。

国防総省ミサイル防衛局(MDA)によると、ボーイング<BA.N>が運用する地上配備型ミッドコース防衛と呼ばれるミサイル防衛システムにとっては、模擬ICBMに対する初めての実射実験が「信じられない成果」を挙げたという。

MDAは「このシステムは米本土防衛にとって極めて重要で、非常に現実味のある脅威に対して有能で信頼できる抑止力をわれわれが持っていることが、実験で示された」と述べた。

北朝鮮は米本土を攻撃できるICBM開発を急ピッチで進めている。米本土と北朝鮮の距離は約9000キロメートルで、ICBMの射程距離は最長1万キロメートルを超えるものもある。

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