サングラスの真実をどれだけ知っていますか

思わず人に話したくなる蘊蓄100章

太陽光や強い照明から目を守る「サングラス」(写真:ababaka / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「サングラス」。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

この連載の一覧はこちら

01. 「サングラス」とは、太陽光や強い照明から目を守るために装着する保護眼鏡のこと

02. まぶしさや紫外線などを低減するために着用するもので、オーストラリアなど児童に義務づける国もある

03. 視力矯正のみならず目元を隠す効果もあるため、視覚障害者がサングラスを使用することもある

04. 日本ではそのレンズの特長から「黒眼鏡」「色眼鏡」、また「グラサン」と略して呼ばれる場合もある

05. サングラスは「家庭用品品質表示法」の適申対象とされており、「雑貨工業品品質表示規定」に定めがある

06. 日本ではこの検査基準を満たしたものだけが、「サングラス」という品名を使用できる

07. 見た目はサングラスであっても、検査基準を満たしていないものは「ファッショングラス」に分類される

サングラスの原型とされるのは

08. サングラスの起源は定かではないが、その原型とされるのは北極圏に暮らすエスキモーの「遮光器」である

09. 北極圏では日中、太陽光が雪原からも照り返すため、光を遮り目を保護するための装備として使用された

10. エスキモーの遮光器は、木の板やアザラシの皮に細い切れ目を入れただけの非常にシンプルなものである

モノ・マガジン6月16日号(6月2日発売)。特集は「SUV一択」などです。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

11. ローマ帝国・第5代皇帝ネロは円形闘技場の催しを観戦する際、エメラルドのグラスを使用したともいわれる

12. 12世紀の中国では裁判官が視線を隠すためにスモーキークォーツ(煙水晶)を使用したものを着用していた

13. 13世紀後半、西欧で眼鏡が発明され、16世紀後半には目を保護するための色付きレンズの効用が認められる

14. しかし当時のサングラスは、単に眼鏡に色付きレンズを入れただけのもので、まぶしさのみを低減していた

15. 現代のように可視光や紫外線を科学的に遮断、コントロールできるサングラスが登場するのは1930年代から

16. きっかけは飛行機の発達だ。1903年にライト兄弟が有人飛行を行い、1910年代には第一次世界大戦が勃発

17. 1920年代には軍・民用ともに飛行機の利用が本格スタートし、飛行高度も高くなり航続距離も長くなった

18. しかし航空機の発展とともに上空のまぶしさから、頭痛や吐き気などの体調不良を訴えるパイロットが急増

19. 1923年、米国陸軍航空隊ジョン・マクレディ中尉はフォッカーT2型輸送機で北米大陸無着陸横断飛行に成功

20. ところが彼も不調を訴え、米軍はパイロットの目を保護するアイウェア開発を米国ボシュロム社に依頼する

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ビームスの流儀

1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。