LIXIL、シャープ“支援”に興味なし

藤森社長、決算説明会で公式に言明

「シャープからの正式な出資要請は受けていない」――。

LIXILグループの藤森義明社長(写真)は、8月5日に開催された2014年3月期第1四半期(13年4~6月期)の決算会見でこう明言した。以前から新聞等で報じられているシャープからの出資・増資引き受け要請観測に関する質問を受けての発言であり、LIXILのトップが公の場でこの問題について回答するのは初めて。

シャープの“支援”にはいっさい興味がない

一方で、LIXILは2011年、シャープと事業提携し、建材と電材を融合した新しい製品をつくるため、折半出資の合弁会社エコ・ライフ・ソリューションを設立しており、「今後も提携関係を継続し深めていきたい」(藤森社長)と強調。追加の資本投下を含めた一段の提携強化の可能性については含みを持たせた。

LIXILとシャープは、両社の合弁を通じて、昨年春に屋根一体型のソーラーパネルを商品化するなど、共同開発の成果は少しずつ形になっているが、提携の経済効果はまだ大きくない。

ただ、「建物の内装一つとっても、現在、蛍光灯などの照明器具は建材に後付けされているのを、今後LED化などで建材に最初から組み込んだ形で開発するなど、電材・建材の融合余地は大きい。この市場は1000億円以上の規模があると考えており、それをどうやったら、より大きくしていけるか、という観点でシャープとの関係を考えたい」と藤森社長は話す。

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