ついに量産!「山手線新型車」で何が変わるか 現231系は総武線へ、玉突きで全体が変わる?
いよいよ本格的に「東京の顔」の代替わりが始まる。JR東日本は4月25日、現在は1編成だけ運行されている山手線の新型車両「E235系」の量産車を5月22日以降順次投入すると発表した。
E235系は、車内広告にデジタルサイネージを大々的に導入し、制御システムにも従来と比べて情報伝送速度が約10倍という新システム「INTEROS(インテロス)」を採用した次世代車両。2015年末に量産先行車として1編成(11両)が登場した。技術面だけでなく外観もこれまでの山手線車両とは大きく異なり、従来は横方向に入っていた側面の黄緑色のラインが縦方向に変わったほか、黄緑色のグラデーションと黒を基調とした、デジタル機器のような前面デザインが特徴だ。
「手すり」と「荷棚」に変化が
現在、山手線を走っている電車はE235系が1編成と、従来車のE231系500代が49編成の計50編成。現時点での予定では、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年の春ごろまでに、山手線を走る全車両をE235系に置き換えるという。今年度内に15編成が新たに投入される予定となっており、来春には山手線車両の3割近くがE235系に代わることになる。
これから投入される量産車は、量産先行車と大きな違いはないものの、車内の一部に変更を加えた。その主な部分は「手すり」と「荷棚」だ。
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