目標年10万!富女子でなくてもできる節税術 今やれば10年後の人生にジワジワ効いてくる

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おカネを稼ぐとしっかり税金もついてくる。でも10分手を動かせば、10年で100万円節税するのも夢じゃない(写真:プラナ/PIXTA)

今回のマネー相談は、みなさん「払いすぎている税金」を少しでも取り戻せたら、もっと貯金できますよ!!というお話です。「収入あんまりないし、面倒くさい。そんなの関係ない!」と言わずに、さっと読んでみてください。節税のお話は、みなさんの「生涯の手取り額」にジワリと効いてます。今から頭に入れておけば、年明けの確定申告なども含め、後できっと役に立ちます。

年収1000万超、年貯蓄300万!35歳富女子の悩みとは?

ご相談に来たのは35歳独身のA子さんです。勤務先は外資系IT企業でマーケティングを担当しているとのこと。着実にキャリアアップを実現し、年収は1000万円超。本人が堅実なのと、会社の福利厚生制度が充実していることもあり、年間の貯蓄額は300万円!!にも上ります。投資を積極的にやりたいというよりも、節税でおカネを増やす方法を知りたいとのご相談でやってきました。

A子さんは、いわゆる「富女子」です。洋服や化粧品などもネットショッピングで手軽に済ませ、高収入なのに物欲はさほどない。まとまったおカネを使うことといえば、趣味の海外旅行のときぐらいだそうです。勉強家のA子さんは、読書もよくするそうですが、家の近くの図書館をフル活用しているので、図書費もそんなにかからないとのこと。

また、会社の福利厚生制度も充実しており、朝昼晩の食事は社員食堂で栄養バランスの取れたものを安価で食べることができるようです。住宅費用も家賃の半分の補助があり、恵比寿駅から徒歩5分のおしゃれなマンションに1人暮らしをしていても、家賃の自己負担分は7万円程度だそうです。

これなら、自然とおカネも貯まりますね。今まで家計簿をつけてこなかったので今回の相談を機に、収入と支出をチェックしたところ、年間で300万円以上も貯蓄していることがわかったのです。しかし、そんなA子さんにも悩みがありました。税金の負担が重すぎることでした。確かに貯金はできているかもしれないが、所得税と住民税をたくさん払っているので、なんとかできないのかというわけです。きっかけは同僚がしっかり節税している話を聞いて、「自分もなにかしなくては!」と思い立ったそうです。

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