「勉強は無意味」と思う子を変える「立体思考」

社会との接点を自然と考えられるようになる

今勉強していることが、将来にどのようにつながるのかわからず悩んでいるようです(写真 : しげぱぱ / PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

【質問】
中2の長男についてのご相談です。これから高校受験になりますが、今勉強していることが、将来にどうつながるのかわからず、単なる受験のためだけの勉強と思っているようです。ただ漫然と勉強することにうんざりしているようにもみえます。かといって、もう中2でもありますし、親がしゃしゃり出て、手とり足とりやることもどうかと思っています。将来とのつながりが見えれば、本人の姿勢が変わるような気もします。このような状態なのですが、どのように子どもと接していければいいでしょうか。
(仮名:中野さん)

勉強が将来へどうつながるのか見えていない

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中野さんの息子さんに限らず、非常に多くの子どもたちが、勉強をする意味がわからず、また、今現在している勉強が将来へどうつながるのか見えていません。

感度の高い子であれば、すべてに意味を求めるため「ただ言われたとおり勉強をしていればいい」という親や教師の言葉では納得できず、行動を起こさないこともあります。しかし、このような子どもは、逆に意味がわかるとスイッチが入り、見違えるように勉強するようになります。

「勉強する意味」に関しては、以前、「『勉強する意味は?』と問う子に刺さる言葉」という記事を書きました。この記事では、具体的に、目の前の勉強がどのように将来とつながっているのかという点について詳細に書きましたので、まずはこちらをご一読ください。

そのうえで、今回は、ある思考法についてお話しします。その思考法とは「立体思考」です。この見方を教えてあげると、今やっている勉強と将来との接点が見える場合があります。

物事の見方には、点で見る方法、線で見る方法、平面で見る方法、そして立体で見る方法があります。このような表現はこれまでも聞かれたことがあるかもしれません。「物事を点で見るな、線で見ろ」とか「立体的に見るべき」などが代表的です。

次ページ重要なことは、「もともとは立体だ」ということ
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