子どもの「苦手意識」を根本から変える3法則

我慢してやらせ続けても、効果は薄い

子どもを尊重しながら、集中力を高めてもらうにはどうしたらいいでしょうか(写真:Rina / PIXTA)
【質問】
はじめまして。私は、現在小学校2年生の男の子を育てる母です。小学校入学以来、授業を静かに受けることができず、お友達とおしゃべりをしてしかられるなど注意されることが多くあります。現在のクラスでは、大分落ち着いてきたようですが、苦手な問題、苦手な作業になると集中力が低下し、やる気スイッチが入らないようです。
連絡帳で、苦手なことでも我慢して継続するように……などのコメントを先生からいただくのですが、家で注意すると学校でも言われているからか、しんどそうな表情になり、かわいそうになります。一方、先生からのコメントで親も落ち込んでしまいます。
飛び抜けて成績が悪いわけではなく、お友達もたくさんいて、明るく活発な息子を尊重しながら、先生の指摘される部分を改善していけたらと思います。親として何ができるでしょうか。
(仮名:能出さん)

親としてどのように対応するか

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苦手分野について集中力がない、という先生からの指摘に対して、親としてどのように対応するかという問題ですね。能出さんの「息子を尊重しながら、先生が指摘する部分を改善したい」という方向性は非常によいことだと思います。

では、どうやって改善させていくか。「苦手な問題、苦手な作業になると集中力が低下し、やる気スイッチが入らない」ということ、これはある意味、当然であり、私たち大人であってもそうです。苦手な問題、苦手な作業でそうそう簡単にスイッチが入るものではありません。

ましてや子どもの場合は言うまでもありません。子どもでも大人でも、「つまらない」ことには意識が向きませんし、集中力も緩みます。一方で「つまらないこと」にあえて意識を集中し(有意注意といいます)、集中力を高めていくという脳力開発の方法もありますが、まだ小2の子どもにとって、これは酷というものです。

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