Facebook、伊で位置情報共有を停止したワケ

新興ソフト開発業者による著作権訴訟を受け

 3月6日、米フェイスブックはイタリアでの位置情報共有機能「ニアバイ・プレーシズ」の提供を停止した。ミラノの裁判所が昨年8月、同社による競争法及び著作権法侵害を認めたことを受けたもの。写真のフェイスブックロゴは、ニューヨーク金融街を走るツアーバスのボディに描かれていたもの。2015年7月撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ミラノ/フランクフルト 6日 ロイター] - 米フェイスブック<FB.O>はイタリアでの位置情報共有機能「ニアバイ・プレーシズ」の提供を停止した。ミラノの裁判所が昨年8月、同社による競争法及び著作権法侵害を認めたことを受けたもの。

イタリアの新興ソフト開発業者ビジネス・コンピテンスは2013年、フェイスブックの位置情報共有機能の一部が自社のアプリ「Faround」に酷似しているとしてフェイスブックを提訴した。

原告は6日に判決文を公表。これによると、裁判所は昨年8月1日、フェイスブックに対し、イタリアでの位置情報共有サービスの停止、あるいは著作権侵害と不当競争の罰金として1日当たり5000ユーロの支払いを命じた。また、フェイスブックに今後、さらなる損害賠償を求める可能性があるとした。

これは予備判決で、4月4日に次の審理が予定されている。

フェイスブックの広報担当者は6日、ロイターの取材に電子メールで回答。「判決には同意できない。原告の主張にメリットはない」と主張した上で、控訴中は判決に従うとし、すでに位置情報共有サービスの提供を停止したと明らかにした。

ビジネス・コンピテンスは2012年9月に「Faround」を導入。イタリアの利用者の間で急速に広まったが、フェイスブックが同年12月に同様のサービスを開始した後、ダウンロード数は激減した。

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