男ってなんでこうもバカなのか?

『男は邪魔!』の著者、高橋秀実氏に聞く

「男ってなんでこうもバカなの」とは、多くの女性から聞かれる言葉。どうして男と女では考え方や感覚が違うのか。その溝を埋めるためにはどうすればいいのか。その答えとなるかもしれない1冊が、昨年『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』(新潮社)が話題となった、ノンフィクション作家の高橋秀実氏による『男は邪魔!「性差」をめぐる探求』(光文社)だ。
 これまでにも独自の視点が光るコラムや書籍を執筆してきた髙橋氏に、「邪魔な存在としての男」、そして「バブル世代の男と女」について聞いた。

 男にインタビューしても埒があかない

――『男は邪魔!』とはインパクトのあるタイトルですね。そして冒頭で「男に聞いても埒があかない」と書かれています。

これまでインタビューを26年やってきましたが、仕事でインタビューをする場合、たとえばお店なら店長、会社なら部長など、その場の責任者にあたる人たちが取材に応対します。そうするとなんだかんだ言っても日本はいまだに男社会の職場が多く、ほとんど男なんです。

それでインタビューしても、スッキリと物事が理解できない。最初は自分に取材能力がないからなのかとも思ったのですが、あらためて考えてみると、取材相手が男だから埒があかないのだと気がついたんです。

――女性にインタビューすると違うんですか?

女性の場合はクリアにわかりますね。そういうことなんですかと。ただ、それが男と女の違いとは意識していませんでした。というのも、取材相手の9割が男ですから、問題の原因が男であることになかなか気がつかなかったですね。これは世の中全体にも言えることかもしれません。

――今日も男同士でインタビューですし。

そうですね。ただ、男同士はそれはそれで心地いいわけです。グダグダ話をして結論が出ない感じというか、そういうことをしていたい欲求はありますよね。埒があかないところがいいなという気持ちが。女性だと質問も厳しいですからね。私なんか四六時中、絶句しますから。

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