欧米ではビートたけしは時代おくれ?

欧米では次々と施策が進むが…

前回の連載では、オバマ大統領が今年1月の2期目の就任演説で、同性愛者に対する差別撤廃に取り組む考えを表明したことを掲載しました。その後も欧米を中心に、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)には朗報が相次いでいます。

2月11日、米国国務省は、米軍内で、同性愛カップルが男女の夫婦に準じた待遇を受けれるようにする改善策を発表しました。同じ地域・職場への優先的な配属や、同性カップルの育児支援、遺族給付金の付与などを盛り込んでいます。米軍では、同性愛者と公言して軍務につくことを禁じた規定(いわいる「聞かない、言わない(Don't Ask, Don't Tell)政策」を昨年撤廃して以降、急速に変化が始まっています。

またフランス下院は2月12日、同性カップルが結婚して養子を持つ権利を、賛成多数で可決しました。同性婚をめぐっては、英国でも同性婚を認める法案が可決されました。

ひるがえって、ここ日本ではどんな状況でしょうか。日本では同性間の結婚は現在のところ法的に認められていません。日本国憲法では第24条にて、「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなくてはならない」と規定されています。この「両性の合意のみ」という規定を用いて、日本では同性の合意による結婚は、法的に認められないとの考え方があります。もちろん当時は同性による結婚を想定していなかったためであり、同性同士の結婚を禁止しているものではないとの意見もあります。

波紋を呼んだビートたけし氏の発言

私個人としては、日本ではまだまだ理解が足りないと感じます。昨年TBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」でオバマ大統領の同性婚支持のニュースを受け、ビートたけし氏が「同性婚が認められたら、そのうち動物との結婚も認められるようになったりね」と発言しました。これに対して番組内で渡辺えり子さんが「どうしてそういうことを言うんですか。私は日本でも同性婚が認められたらいいのにと思いますよ」と答えています。

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