PDCAが「掛け声」だけで終わる根本的理由

マトリクスで、いっきに実行しやすくなる

何をするのか具体的にイメージできていますか?(写真 : totallyPic / PIXTA)
「PDCAを回す」。よく聞く言葉ですが、「結局、何をやるのか?」を具体的にイメージできているでしょうか? 『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』の著者である木部智之氏は、この言葉に大きな落とし穴があると言います。なぜでしょうか?

PDCAは些細な仕事にこそ使える

「PDCA」は、ビジネスパーソンであれば、聞いたことがない人はいないのでは?というくらい有名なフレームワークです。計画を立て(Plan)、それを実行し(Do)、結果を検証し(Check)、修正して再び実行する(Action)。このサイクルを繰り返すことで、日々の業務を改善したり、プロジェクトで成果を上げたり、あるいは経営の軌道修正を行ったりすることができます。PDCAの考え方で仕事を進めない人は、何度も同じ失敗を繰り返したり、今できていること以上のことができなかったりと、成長することができません。

といっても、何も大げさなことをする必要はありません。たとえば紙1枚の企画書を作成するときにも、資料をコピーしてホチキス留めをするときにも、PDCAを実践すべきだと私は考えています。むしろ、こうした細かいレベルでのPDCAができる人ほど、成長の速度が上がります。そういう人は、絶対に同じ失敗を2回繰り返さないからです。

一方、「失敗をしない、繰り返さない」という場面だけでなく、成功したときもPDCAを回すと、よりいっそう成長できます。1時間でやろうと思った仕事が、1時間でできたときは、作戦どおりだが、次にもっと速くやるためにはどうすればいいか? 30分でできたとしても、もっと速くできるアプローチはないか?――こんなふうに、結果がよかったとしても、振り返ることが大切なのです。

しかし、実際に仕事をしているなかで、このPDCAを実際に「使えている」人はほとんどいないと感じています。具体的に言うと「計画倒れが9割」です。私自身、若手の頃はなかなかPDCAをうまく回せず、1度した失敗を次に生かせないという悔しい思いをしました。

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