致命的に資料がわかりにくい人の6つの盲点

複雑な資料を「引き算」で劇的に変える

読み手に伝わりやすいグラフや資料を作るヒントをお教えします(写真 : adam121 / PIXTA)
プレゼンテーションや会議用の資料には、読み手が一目で理解できるようなわかりやすさが求められます。しかし、使うデータが多かったりするとどうしても複雑な資料になり、読み手を混乱させる原因になってしまいます。
『Google流 資料作成術』の著書もあるコール・ヌッスバウマー・ナフリック氏は、グーグルでデータビジュアライゼーション研修の開発も担当した専門家です。ナフリック氏に、読み手に伝わりやすいグラフや資料を作るヒントを語ってもらいました。

なぜわかりにくいグラフを作ってしまうのか

仕事をしていると、たくさんの複雑でわかりにくいグラフを目にします。

もちろん、誰もわかりにくいグラフを作ろうなどとは思ってはいません。しかし、あらゆる業界や企業の、あらゆるタイプの人がそうしたわかりにくいグラフを作ります。それは、世間で知識人だと思われている人々も例外ではありません。

私は、金融機関で分析データを上司に報告する仕事をしていたときから、ビジュアルコミュニケーションに興味を持ち、わかりやすく工夫された資料を作ることに価値を見いだしていました。

その後、有数のデータ主導型組織であるグーグルに入社し、人事部門内のデータ分析チームでスキルを磨く機会に恵まれ、ますますビジュアルコミュニケーションの重要性を認識しました。さらに、同社でデータビジュアライゼーション研修の開発担当になったことが大きな転機となり、グーグルを離れた今では、アメリカ、ヨーロッパで100を超える組織を対象にデータビジュアライゼーションについてのワークショップを開くようになりました。

この記事では、そんな私の経験から、グラフをわかりにくいものにする原因と、それを改善するテクニックを、6つのステップでお伝えしたいと思います。

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