ピースサインの写真から「指紋盗難」の恐怖 第三者が悪用する危険性
[東京 16日 ロイター] - 国立情報学研究所の越前功教授は、デジタルカメラで撮影した写真から、その人の指紋情報を複製することが可能で、第三者に悪用される恐れがあると警告する。つまり、ピースサインをしながら写真に写ることは不要なトラブルのもとになるかもしれない。
越前教授は実演による説明で、3メートルほど離れた位置から高解像度のデジタルカメラで撮影を行った。その写真からコピーされた指紋情報は本人のものとほぼ100%一致するという。
だが、ネイルアートテンプレートと白いアクリル染料から作った透明なフィルム「バイオメトリック・ジャマー」があれば、指紋情報を守ることが可能だという。
このバイオメトリック・ジャマーが商品化されるまで少なくとも2年はかかる見通しだ。それまでは写真を撮る際には手袋をはめたほうが良いかもしれない。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら