任天堂スイッチはコントローラーが凄かった 単品のスペックではなく、「仕掛け」で勝負
「テレビゲームのプレイスタイルを多様化させる、新しい家庭用据え置き型ゲーム機です!」――。
1月13日、東京ビッグサイト。DJが音楽を流し、レーザー光線が走る、ライブと見紛う会場でカウントダウンが始まっていた。カウントがゼロになり、より一層派手な演出と共に現れたのは任天堂の君島達己社長だ。
この日行われたのは任天堂の据え置き型ゲーム機「Nintendo Switch」(スイッチ)の発表会。公式動画は昨年10月に公開されていたが、その詳細がお披露目となった。
「据え置き機」でも、「携帯機」でもある
スイッチの特徴について、企画制作本部長の高橋伸也取締役は「任天堂の娯楽のDNAを受け継ぎ、すべてを詰め込みました」と表現した。根幹となる特徴は、据え置き機でありながら、持ち出して遊べることだ。
スイッチは液晶のついた本体と「Joy-Con」(ジョイコン)と呼ばれる左右の分割されたコントローラーで構成される。それにより、テレビと接続して使ったり、本体の液晶を利用した携帯機として使ったりすることもできる。日本での希望小売価格は2万9980円と、ソニーの「PlayStation4」PS4と同じで、発売日は3月3日となる。
本体のCPUは米NVIDIA社のものを使用しており、性能は最新の据え置き機に準じたレベルになっている。実際、試遊会で遊べるタイトルにはスクウェア・エニックスの「ドラゴンクエストヒーローズⅠ・Ⅱ」やバンダイナムコエンターテイメントの「ドラゴンボール ゼノバース2」など、PS4タイトルの移植版もあった。
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