BMW「新型5シリーズ」は何がどう進化したか 先進的な安全・情報装備も一層充実した

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BMW 5シリーズがフルモデルチェンジ

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

世界で最も売れているセダンを標榜するBMW 5シリーズがフルモデルチェンジ。コネクティビティと安全装備で完全武装した新型にポルトガルで試乗した感想は……。

「BMW 5 シリーズは世界で最も成功したビジネス・セダンです」。そう語るのはBMW本社で開発担当役員を務めるクラウス・フレーリヒ氏だ。

日本ではともすれば“大きな3シリーズでしょ”と言われかねない5シリーズ。しかし72年に初代が登場して以来、今回の7世代目にいたるまで独自の市場を形成してきた。とりわけドイツや英国などでは企業の部長クラスなど“5シリーズでなくちゃ”という層がおおく存在する。

「運動性能と快適性を最善の形で融合させ、ドライバー・アシスタントとネットワーク化を究極まで推し進めたところに、5シリーズの評価されるポイントがある」と、さきのフリーレヒ氏は解説する。「したがって、ニューBMW 5 シリーズも、最も成功したビジネス・セダンの地位を確保することでしょう」とも。

新型5シリーズのジャーナリスト向け試乗会が開催されたのは、ポルトガルのリスボン郊外。真冬でもシャツ1枚でいられるぐらい温暖な気候のためリゾートも多く、ドイツ人が好む土地でもある。

新型5シリーズのラインナップは多岐に渡る。ガソリンモデルは2リッター4気筒「530i」、3リッター6気筒「540i」、4.4リッターV8気筒「M550i」。それぞれ後輪駆動とフルタイム4輪駆動の「xDrive」が用意される(M550iはxDriveのみ)。

日本でも人気のディーゼルモデルは2リッター4気筒「520d」、3リッター6気筒「530d」。どちらも後輪駆動とフルタイム4輪駆動の「xDrive」が選択可能だ。そして2リッター4気筒にプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた「530e iPerformance」(後輪駆動のみ)も導入される。

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