BMWの新型「i3」はここまで進化を遂げた

「740」シリーズのPHVにも乗ってみた

ドイツ本国を含むヨーロッパでは新型を発表し、すでに7000台を受注。初期の「i3」の3倍以上の受注で、今年4月に記録した月間販売4500台を大幅に上回る

BMWといえば、エンジンの魅力と走りの楽しさを前面に押し出した自動車メーカーといった印象がある。1916年の創業からして、航空機用エンジンを製造する会社として出発したし、なにしろ、ミュンヘンにある本社はエンジンの主要部品であるシリンダーの形をしているほどだ。現在でも、モーターサイクルと自動車の両方を手がけており、まさに自他ともに認める「エンジン屋」である。

1200ユーロ高でレンジエクステンダーも選べる。EVに加えて、150kmの追加走行が可能

そのBMWが電気モーターで走るクルマに本腰を入れると発表したのは、今から3年前のことだ。当初は、「iシリーズ」なる電動モビリティだけのサブブランドを立ち上げて、EV(電気自動車)と、発電用エンジンを併載する事実上PHV(プラグインハイブリッド車)となるレンジエクステンダー仕様をラインナップする「i3」と、スポーツカールックの外観を持つ「i8」を発表した。

特に、i8は人気映画『ミッション・インポッシブル』で主演のトム・クルーズがドライブするといった話題性もあって、一躍、世界で知られるようになった。i8は、世界で9000台以上を販売し、HVスポーツカーの中では最多数の売り上げ台数を誇る。一方、i3の2016年4月の販売は約4500台と、前年同月比で約50%増に達した。

新型i3の登場

そのi3がモデルチェンジした。今回、EV走行距離を300kmに伸ばした新型i3が登場した途端、ヨーロッパでの受注台数は、瞬く間に7000台を突破した。これは、最大の市場である米国に加えて、日本などのアジアも未発売の段階における数字だ。もともとEVでの走行距離は190km(欧州NEDCモード)と長めだったが、それでも従来型では60%の人がPHVを選んでいた。

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