「貧困と無縁」な母子家庭ゆえの苦悩もある

「キャリア系シングル母」3人の壮絶なる闘い

安定した収入を得られる職業に就いているからこそ、生じる悩みもあります (写真:Fast&Slow / PIXTA)
皆さんは、「シングルマザー」と聞いて、どんな生活環境をイメージしますか?
「貧困」「生活保護」といった厳しい家庭環境を思い浮かべる人も多いでしょう。
そのイメージは、必ずしも間違いではありません。多くの家庭が貧困にさらされていることは事実で、母親や子どもたちへの支援の手は必要とされています。
ただ、女性の就労率向上などを背景として、家族のあり方が多様化する中、しっかりとキャリアを築き「経済的に自立している」シングルマザーもいます。
そんな彼女たちがとのように働き、そして子育てをしているのか。今回、3人の「キャリア系シングルマザー」の取材を通じて見えてきたのは、彼女たちならではの悩みを克服しながらも、たくましく人生を切り拓く姿でした。

■シングルマザーをめぐる状況・・・直近の2011年「母子世帯等調査(厚生労働省)」によれば、母子世帯数は123.8万人で、1988年比で約1.5倍に増加。児童のいる世帯の7%弱を占める。一方、父子世帯は同年で22.3万世帯で、1988年比1.3倍。

年収1100万円シングルマザーは「どん底」から出発

■愛子さん(仮名・33歳)の場合
・子ども:9歳と10歳の息子
・最終学歴:高校卒
・職業:外資系金融会社の管理職
・年収:1100万円

 

愛子さんが離婚したのは、23歳で次男を妊娠中している最中でした。原因は、夫婦間でケンカが絶えなかったこと。尾てい骨を骨折したことで離婚を決意しました。しかし、前夫からの養育費や慰謝料はゼロ。

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