ホンダがHVを一新、トヨタに挑む雪辱戦

旗艦「アコード」がハイブリッド専用車として投入。

ハイブリッド車(HV)でトヨタ自動車の独走を許してきたホンダが、反転攻勢に打って出た。

ハイブリッドシステムを刷新し、3タイプのシステムを開発。車両の大きさや用途に合わせて使い分ける方針を打ち出した。これが、トヨタ追撃の肝となる。

トヨタは一つのハイブリッドシステムを全車種に展開することで、量産効果を発揮している。これに対し、ホンダは車両の特性に最も適したシステムを用意することで、高効率のエネルギー利用を追求。HVの強みを最大限に引き出し、顧客を取り込む戦略を進める。

その第1弾が、大型セダン「アコード」を5年ぶりにフルモデルチェンジした「アコード ハイブリッド」である。

新型アコードは、国内ではHV(プラグインHV含む)のみを展開する。新たに開発した2モーター式のハイブリッド専用エンジンを搭載したほか、車体の軽量化などによって、ガソリン1リットル当たり30キロメートルという軽自動車並みの低燃費を実現した。

日本は、燃費削減の効果だけでは割に合わない価格設定であってもHVが人気を博す、世界でも類を見ないマーケット。マーケティング上、「ハイブリッド」が重要な要素となっている。それゆえ、海外では今なお主流であるガソリンエンジン車を投入する選択肢ははなからない、というわけだ。

実際、アコードの競合車種であるトヨタの「カムリ」は、すでにHV専用車となっている。「クラウン」もハイブリッドタイプが牽引して販売台数を伸ばす。

次ページ今秋に本命が登場
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
行き詰まる東電支援<br>原発最後の選択

賠償費用も廃炉費用も想定から大きく上振れし、東電支援スキームは破綻の瀬戸際。東電の発電所を売却し、その代金を賠償や廃炉費用に充て、東電を送配電会社に再編する構想が浮上。