ジレンマに答えが?”戦わせない”討論番組

「ニッポンのジレンマ」丸山俊一・制作統括に聞く

「1970年以降生まれ」が語るニッポン・バージョンアップ作戦――。
毎月最終週の土曜日24時からレギュラー放送している討論番組・Eテレ「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」のキャッチフレーズだ。2012年1月1日、新世代の若手論客を一同に集め、「震災の年から希望の年へ」をテーマに語り合った第1回目の放送は、ツイッターを中心に大きな話題となった。
その後も、不定期に放送されてきたが、満を持しての4月からレギュラー化。6月29日(土)には明治大学で300人を集めて公開収録を行った「数理のチカラ、僕らの未来」が放送される。「ジレンマ」というコンセプトを生み出した、丸山俊一・制作統括に「ニッポンのジレンマ」の今について聞いた。

「朝生」にはない「共有」を

「戦わない」討論番組へ――。「ニッポンのジレンマ」の面白さは大きく2つある。ひとつは、「ウルトラテクノロジスト集団」チームラボを率いる猪子寿之氏、気鋭の評論家・宇野常寛氏、若手歴史学者として注目を集める與那覇潤氏、ノマドという名称を広めたマイクロ起業家、安藤美冬氏などさまざまなジャンルの若手論客が出演していること。

そしてもうひとつは、討論番組でも「賛成」「反対」に分かれて、喧々囂々と議論しないこと。1987年からテレビ朝日で始まった「朝まで生テレビ(以下、朝生)」で司会のジャーナリスト・田原総一朗氏を中心に激論が繰り広げられるのとはまったく異なるスタイル。それが「時代」を反映しているという。

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