ソフトバンク株主総会、孫社長の雄弁

米スプリント買収は通過へ 社外取締役・柳井正氏の発言も

ソフトバンクは6月21日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで株主総会を開催した。会場には株主2871人、一般客1106人が訪れた。剰余金の処分、定款一部変更、取締役8名選任(ヤフー・ジャパンの宮坂学社長が新たに就任する)の件、監査役4名選任などの議案はすべて承認された。

「あらゆる面で必ず世界一の会社へ」

「大ボラ吹き」 

孫社長のプレゼンはこんな言葉から始まった。創業時、初めての朝礼で「売上高を豆腐のように1丁、2丁と数えるようにしたい」と語ったこと。2004年には「利益で1兆、2兆と数える規模にする」、ボーダフォン日本法人を買収した06年には「10年以内にドコモを超える」と宣言したことを振り返り、これらの大ボラをすべて実現してきたとアピール。今回は「新たな大ボラ」として、利益、キャッシュフロー、株式価値など「あらゆる面で必ず世界一の会社になる」と宣言。株主からは大きな拍手が湧き起こった。

スマートフォンがこれから全盛期を迎えて一段と普及することで、グループの中核であるモバイル事業はさらに成長するとアピール。すでに国内のネットワークの品質は世界トップで、「われわれよりも音声、パケットの接続率がよい会社はない」と言い切った。

孫社長はいつも通りの雄弁だった(写真は4月開催の決算説明会、撮影:今井 康一)

そのほか、グループ会社についても、ヤフー・ジャパンが宮坂学社長の新体制でスマホシフトを進め、業績を伸ばしていることを評価。今期から連結子会社化したガンホー・オンライン・エンターテイメントも、スマートフォン向けゲームアプリ「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」がアップル端末向け、アンドロイド端末向けともに世界1位を獲得するなど、「新たなスターが加わった」と絶賛した。

さらに、スプリント買収については、FCC(連邦通信委員会)の認可についても手続きが順調に進んでいること、対抗馬として買収に名乗りを上げていたディッシュ・ネットワークが事実上の撤退を発表したことで大きく前進したと説明した。

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