服装が「パパの休日」っぽい彼氏には要注意! 実はブラック彼氏かもしれない

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「お母さんが夫の世話をしたがり、自分の居場所がない。夫に言っても“好きなようにさせてやれば”と真剣に取り合ってくれず、離婚を考えるようになりました」

マザコン母子関係を乗り越える方法は

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決定的だったのは、母親の介入ではなく、夫の無関心だったわけです。では、妻として、こうしたマザコン母子関係を乗り越える方法はないのでしょうか?

私はこう提案してみました。

「お母さんがご主人の洋服や下着を買ってくれることを、ラッキーと思ってみませんか。実際、家計は助かるし、買い物する手間も省けます。気に入らなければタンスの肥やしにすればいいんだし……」

A美さんは意外そうな表情で言いました。

「その発想はなかったです」

母親が頻繁に届けてくれる物を「もらってラッキー」と、軽く受け止められなければ、マザコン系との結婚は長くは続きません。

なぜなら、妻と姑は勝ち負けの関係にないからです。妻と浮気相手ならまだしも、母親と張り合っても意味がありません。A美さんは姑との勝負にこだわるあまり、受け流すという作戦を思いつかなかったのです。

マザコン系と結婚するのなら、「私は妻、彼女は夫の母親」と割り切ってマザコン母と「共存」する方法を考えましょう。無理に仲良くなろうとしたり、排除しようと考えたりしなければ、自然とうまくいきます。 

<対処法>
マザコン母の世話焼きは、夫に手間がかからなくてラッキーと前向きに考えて、母親との共存に努めましょう。

 

堀井 亜生 堀井亜生法律事務所 弁護士

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ほりい あおい / Aoi Horii

1977年生。札幌市出身、中央大学法学部卒。一般民事、刑事、医療過誤、企業法務、著作権など幅広い分野を取り扱う。中でも離婚・男女問題の取り扱い実績が多く、この分野のスペシャリストとして活躍している。「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)のレギュラー出演を始め、「とくダネ!」、「ノンストップ!」、「笑っていいとも!」(いずれもフジテレビ系)などテレビ出演も多数。著書に『ブラック彼氏』(毎日新聞出版)。

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