高崎線がまた運休、相次ぐ「信号トラブル」 3月には漏電火災で2日以上運休も
JR高崎線は11月4日朝に発生した信号システムの障害により、高崎ー東京間で始発から15時ごろまで運転見合わせが続いた。再開後も大幅なダイヤの乱れと運休が発生しているほか、同線と東海道線を直通する湘南新宿ラインの列車は引き続き運休している。夜の帰宅ラッシュ時にも影響は続きそうだ。
高崎線は3月にも火災が原因で2日半運休したのをはじめ、今年に入って信号関係のトラブルによる運転見合わせが相次いでいる。
ケーブル損傷以外にも2件のエラーが
JR東日本高崎支社によると、4日未明に高崎線の上尾ー神保原(埼玉県神保原町)間の列車運行情報が運輸指令室に表示されなくなった。北上尾駅(埼玉県上尾市)構内にある通信関係のケーブルが損傷していたことが原因という。損傷したケーブルは「列車の運行をつかさどるシステムの通信系ケーブル」だという。
ケーブルの損傷理由については、小動物にかじられた可能性が報じられているが「こちら(JR)ではまだ把握していない」という。
同支社によると、復旧作業を急いだ結果、ケーブルの損傷については修復できたため、当初は10時30分ごろの運転再開を見込んでいた。だが、その後新たに吹上駅と鴻巣駅(ともに埼玉県鴻巣市)の駅構内にある信号関係の機器にエラーが発生していることが判明し、運転が再開できなくなった。ケーブルの損傷と2駅の機器トラブルの関連については「今のところわからない」という。
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