吉田カバン、この秋注目のリュックはこれだ

企画担当者に、こだわりを聞いてみた

カバンを生み出した企画担当者に大人気シリーズの魅力を聞く(左)リュックサック\15000(右)リュックサック \14000
1935年にカバン職人だった吉田吉蔵氏が創業した「吉田カバン」。初の自社ブランドとして1962年に発表された「ポーター」と、独自性や革新性を追求したカバンを提供する1984年発表の「ラゲッジ レーベル」の2つが両輪だ。
現在も日本製にこだわり約200シリーズを継続で展開している。年2回の新作発表では、毎年約200もの新型が登場。今秋冬は完全新作10シリーズ、型や色を追加した2シリーズの合計12シリーズが登場。ビジネス向けのレザーバッグからカジュアルに使えるナイロンバッグまで、あらゆるシーンをカバーする。フットサルボールも入るバックパックなど、他には見られない個性派モデルも登場する。
さらに特徴としては、すべて日本で熟練の職人が製作している点。創業者の精神“一針入魂”のもと、高品質なカバンを提供し続けているのが吉田カバンの魅力。その理念を守るべく、縫製はすべて熟練の技を持つ国内の職人が担当。吉田カバンの企画と職人の間で何度も試行錯誤を重ね、完成度を高めている。職人たちの間では、「吉田カバンの製品は手間がかかるがやりがいがある」というのがもっぱらだ。
この記事では、今季を象徴する2シリーズについて、実際にカバンを生み出した企画担当者に取材。アイデアが生まれたきっかけや、開発秘話、意外なこだわりなど、大人気シリーズの魅力を聞いてみた。

リュックサックであるポーター/ユニオン(6型4色)は、誕生から20年のロングセラーリュックサックシリーズ。特徴は、ワークベルトのようなオープン型前ポケット。開口部はバックルで留めるだけの仕様で、二本のハンドルを使ってトートバッグのように使うこともできる。マチ幅を調整するテープが付き、広げるとかなりの荷物を入れられる。生地はポリエステルキャンバス。そのロングセラーの魅力を、吉田カバンの企画チームの長、長谷川進さんに聞いた。

誕生から20年の大人気リュックサック

――90年代後半に大ブームをまき起こし、その後ロングセラーとなったユニオンに、ネイビーとグレーが追加されることになりました(12月上旬発売予定)。

長谷川:ポリエステル系素材で、色目が淡くなる特性があるので、落ち着いた色目を選んでワントーンに仕上げました。現代的なコーディネートにも合わせやすいと思います。

このシリーズを発表した1995年当時は出だしが鈍く、どうなることかと思っていたものですが、一部の方がこの個性的なデザインを好んでくれて、徐々に人気が広がりました。若い方だけでなく、メイン収納部に画材を入れた大人の方など、いろいろな使い方をされている人を街中で見ると、うれしく感じます。

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