30歳バツイチ女医は「カネと男」に困らない 東京カレンダー「新・婚活事情」<13>

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30歳の女医、綾香。彼女が協議離婚を経て学びとった「結婚観」とは?
東京都内のハイスペックな男女たち。大都会東京で生き抜く彼らの恋愛感、そして結婚観は、一体どのようなものなのだろうか?
人生を左右すると言っても過言ではない、「結婚」という制度。特に都会では、そんな結婚に対するハードルが年々高くなっている。一筋縄ではいかない、現代の婚活。他人から見れば羨ましい限りの人生を送る東京人の、結婚に対する価値観、その裏に潜む闇、リアルな実情を覗きたくはないだろうか?東京カレンダーの人気連載をお届けする。

焦りで駆け込んだ結婚は、間違いだった

「東京カレンダー」(運営:東京カレンダー株式会社)の提供記事です

綾香、30歳。女医、バツイチです。最近、約3年間の辛い結婚生活に、やっと終止符を打つことができました。私にとって元夫との結婚は、人生において、ただ間違いだったとしか、言いようがありません。27歳のとき、私はなぜか、ひどく結婚に焦っていました。

どうしてあんな精神状態に陥ったのか、自分でも理由がよく分かりません。数年どっぷりハマってしまった不倫のせいなのか、仲良しの女医グループに第一次結婚ブームが押し寄せたからなのか。それにしても、焦って結婚に踏み切るには、私はあまりに幼く、何の覚悟もしていませんでした。結婚は、「しなければならないもの」。当時の私は、本気でそう思っていたんです。

「正しい」と信じて結んだ結婚という契約は、実は、何の意味もないものでした。自分の選択が「間違い」だったと受け入れるのは、もしかしたら、医学部入試より、ずっと難しかったかも知れません。

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