10月は暴落注意!「味覚の秋」より「利確の秋」 投資で成功するのは「へそ曲がり」キャラ?

✎ 1〜 ✎ 102 ✎ 103 ✎ 104 ✎ 最新
拡大
縮小
普通の人は「味覚の秋」を楽しむ。「カリスマ投資家」は「利確の秋」も楽しむ(写真:kuro3/PIXTA)

日経平均株価は10月11日に1ヵ月ぶりに1万7000円台を回復した。9月末から10月上旬まで、カリスマ投資家の内田衛氏はどんな投資をしていたのだろうか。また今後の相場についてはどういう見方をしているのか。「株日記」で見てみよう。

リソー教育が自己株買い、年初来高値も更新

この連載の一覧はコチラ

【9月26日(月)】先週末のNYダウは、131ドル安の1万8261ドル。8月の配当権利(11円)直前に、優待目的で買った(8月25日、790円で500株)ホームセンター首位のDCMホールディングス(3050)が、6円高の885円と堅調だ。しかし日経平均は、209円安の1万6544円と大幅安。

16時30分、リソー教育(4714)で、「自己株式立会外買付取引による自己株式の買付け」に関するお知らせがあった。内容は、株数280万株(5.39%)取得価格13億6640万円(本日の終値488円(前日比10円安)×280万株)。

この効果を分析すると、『会社四季報』によると有利子負債ゼロ、現金等は45億1500万円あり、自己株買いした株には11月から始まる四半期配当6円は支払わなくてよくなり、約5%の配当利回りのリソー教育にとっては、現金を5%で運用できるようになるようなものだ。年間配当24円×280万株=6720万円を(発行済株式数-自己株)で割ると、1株当たり1.36円の利益押し上げ効果がある。

【9月27日(火)】午前5時半、日経225先物は、100円安の1万6300円、NYダウは、166ドル安の1万8094ドル。9月権利付き最終売買日。9月の優待保有銘柄は、ジャパン・フード&リカー・アライアンス(2538)、リゾートソリューション(5261)、アトム(7412)、カッパ・クリエイト(7421)、ワタミ(7522)、スクロール(8005)、東京テアトル(9633)、武蔵野興業(9635)の8銘柄。

昨日、自己株買いを発表したリソー教育を500円で2万株売り。終値は、17円高の505円と8月22日に付けた500円を超え、年初来高値更新。しかも高値引け。日経平均は、139円高の1万6683円と反発。米大統領選討論、CNN調査ではクリントン氏勝利と報道。

今年に入り、103本目の映画「コロニア」を見た。ほぼ、全作品を株主優待で見ているのだが、この作品は今のところ個人的に今年ナンバー1の作品。私は、全くの作り話より、実際にあった話を元にした作品が好きで、ハラハラドキドキと愛を感じたい方にオススメの作品だ。

次ページ松井証券の「トリガーメール」は便利だ
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT