代表選前夜、蓮舫氏に吹いた強烈逆風の正体 国籍問題は現執行部への批判にも発展
民進党代表選は9月15日に行われる。その決戦の日を直前に控えたここ数日で、民進党の内部が分裂含みになっている。原因は8月に評論家で徳島文理大学教授の八幡和郎氏が指摘したことで表面化した、蓮舫代表代行の"二重国籍疑惑"だ。
「台湾当局に私の籍の確認をしていたところ、昨夕、(台北駐日経済文化)代表処から連絡がありまして、私の籍が残っていたということを受けましたので、改めて報告をさせていただきます」。蓮舫氏は13日午前、問題となっていた自身の台湾籍について記者団に釈明し、「記憶の不正確さによって混乱を招いたことはお詫びしたい」と述べている。
説明が二転三転したことに批判が噴出
だがそれで党内は収まらなかった。台湾籍を有しているのか否かについての蓮舫氏の説明が二転三転したため、「説明しようという責任感がないのは、党の代表として不適格」との批判が噴出したのだ。
この釈明のぶら下がりの直後には、「15日に行う代表選を延期すべき」という意見さえ出ている。理由は12日必着(後に13日に延期)で締め切られた郵送分の党員・サポーターや地方議員の票の有効性だ。
蓮舫氏への投票が多いとみられている党員・サポーターや地方議員の票だが、投函時までに蓮舫氏についての正確な情報が開示されていたわけではなかった。そのため、投票の有効性に疑義が生じ、さらには選出される代表の地位にも疑義があるというものだ。
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