旭化成、“第2のサランラップ”育てる

家庭用洗剤「フロッシュ」に懸ける狙い

女優の宮崎あおいさん(=タイトル下写真=)が、ドイツのホームステイ先で老夫婦のお皿洗いを手伝う――。そんなほのぼのとした光景が描かれた新しいテレビCMが、3月22日から全国でオンエアされている。食器用洗剤「Frosch(フロッシュ)」の広告だ。

「フロッシュ」はドイツのヴェルナー&メルツ社が製造する日用洗浄用品のブランドで、世界40カ国以上で販売されている。環境や肌に優しい低刺激性の洗浄成分を配合しながら、十分な洗浄力を備えているというコンセプトが特徴で、ドイツ国内でも信頼されるブランドとして評価されている。

旭化成が日本国内の独占販売権を保有

日本ではもともと一部の輸入雑貨品を通じて販売されてきたが、昨年2月から旭化成グループの旭化成ホームプロダクツが、日本国内における独占販売権を取得。スーパーやホームセンター、ドラッグストアなど約2万店を通じて、日本の消費者に販売している。

その旭化成グループが3月21日、報道陣を招いて東京都内でフロッシュの新CM発表会を開催した。発売1周年を兼ねたイベントで、CMキャラクターの宮崎あおいさんがゲストで登場。さらに、これまで展開してきた家庭用洗剤とキッチンクリーナーに加え、今後はトイレやお風呂用洗剤などバリエーションを順次広げ、2015年度にフロッシュブランド商品全体で売上高50億円を目指すことや、旭化成とヴェルナー社で商品の共同開発を進めていることも明らかにした。

「フロッシュの販売は好調で、これまでの実績は当初計画を50%上回っている」と旭化成ホームプロダクツの山崎龍麿社長は言う。発売後40万本のサンプル配布なども手掛けたが、「清潔感、透明感のある」(山崎社長)宮崎あおいさんを起用したテレビCMの効果も大きいという。

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