「ご縁」という日本語に込められた深い意味

どれ一つ取ってみても、当たり前ではない

人と知り合って仲良くなる――。実は不可思議なことです(写真:Fast&Slow / PIXTA)
浄土真宗本願寺派僧侶でありながら、通訳や翻訳も手掛ける大來尚順氏による連載『訳せない日本語~日本人の言葉と心~』。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。

口癖になった「ご縁」という言葉

普段からよく使う日本語の一つとして、「ご縁」というものがあります。

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例えば、「これもご縁ですね~」「この度は、大変素晴らしいご縁をいただきました」「あの人やあの場所には何かとご縁がありまして」「またご縁があるとよいですね」など、誰もがさまざまな場面で使用しているのではないでしょうか。

実は、私はこの「ご縁」という言葉を人一倍使います。これは、私が僧侶であるということが関係している部分もありますが、ある時から頻繁に使うようになった気がします。

そのある時というのは、21歳の春です。

当時、私はバックパッカーとしてアメリカ大陸を横断していました。アメリカの西海岸にあるオレゴン州のユージーンという小さな街からスタートし、ユースホステルを利用したり、知人やその知人の友人の家などに泊めて頂いたりしながら、約3週間かけて旅をしました。目的は、当時日本の大学で研究していた分野の第一人者を尋ねること、そして自分自身の今後の目標や生き方などを整理することでした。

旅の最中、さまざまな方に出逢い、学び、今となっては笑い話で済みますが、その時は本当に危機的な状況に遭遇してしまうなど、本当にもう二度と味わうことができないような素晴らしい経験をたくさんしました。

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