困り事を「言えない人」に共通する残念な呪縛

「誰もわかってくれない」の勘違いを解く方法

職場で悩みがあっても、上司に「伝えたことはない」という人は、けっこう多いものです(写真;わたなべ りょう / PIXTA)

こんにちは。メンタルアップマネージャの大野萌子です。

日々ビジネスパーソンのご相談を受ける中で、「周りに相談できる人がいない」「言っても誤解され、余計に立場が悪くなるので何も言いたくない」というお悩みをよく耳にします。

職場で人間関係がうまくいかないと感じる方の中には、このように、自分の気持ちや意見を言うことをためらう人が多くみられます。たくさんの思いが渦巻いているのに、「そのことを上司に伝えてみたことがありますか?」と質問すると、たいてい「いいえ」と返ってきます。

その理由は、自分の意見や気持ちを言っても「ちゃんと聞いてくれない」「どうせわかってもらえない」という気持ちが強いからで、伝える前から、既に言うこと自体を諦めてしまっているのです。

「察してくれ」には限界がある

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日本には「察する」という奥ゆかしいコミュニケーション方法があります。言わなくても相手が気持ちを推し図ってくれる、態度や表情でやんわり表現すればくみ取ってくれる……という期待を、誰もが持っています。

確かにこういった言葉以外のやり取りも大切なのですが、よく知り合った間柄でも、なかなか以心伝心とはいかないもの。特に仕事場の人間関係となればなおさらです。

しかし、言えない人は、言えないからこそ、この「察して欲しい」という気持ちが強く、期待する傾向が強まることがあります。ただ現実問題として、皆忙しく働いている中で、周りの人の考えていることをつぶさに察するのはかなり難しいこと。ですから、何か気づいて欲しいことがある場合、やはり自分から発信していくことが必要不可欠なのです。

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