思考のスピードが速い人は「型」で考えている 思いつきで「もぐら叩き」するのは時間のロス
あらゆるスピードアップの技術のなかで、最もできていない人が多く、それゆえに差がつくのが、「思考」のプロセスだと私は考えています。
「思考」といっても仕事で使う頭の使い方は、学生時代の勉強とは違います。学生時代は暗記中心の勉強で、数学や物理であっても、暗記した公式を使って正解を導き出すことがゴールでした。しかし、ビジネスには正しい答えはありません。複雑で雑多な状況を最速で整理し、最適解を出すことが求められるのです。
思考のスピードが速い人は「ズル」をしている
思考のスピードが速い人はどのように考えているのか。まず、絶対にゼロからは考えていません。「型」すなわちフレームワークを使って、いい意味で「ズル」をしています。
反対に、思考が遅い人は、その思考の「型」を知らないので、思いつきでもぐら叩きのように考え、時間がかかる上に考慮モレが多く発生します。
型にはめる、すなわちフレームワークを使うと、どの範囲で何を考えないといけないかの枠組みが決まります。思考する枠組みが決まるため考慮モレがなく、その枠以外のことを考えなくていいのでムダがありません。
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