知事を辞めれば「幕引き」?とんでもない!

解明しなければ、また同じ問題が起きる

20日、都庁を後にする舛添要一前知事(写真:日刊スポーツ/アフロ )

6月21日に都知事を辞職した舛添要一氏の「政治とカネ」を巡る問題。数日前までの過熱報道がウソのように思えるほど、一気に報道が減ってしまった。しかし、疑惑はまったく解明されていない。ここできちんと総括しなければ、「政治とカネの問題」は、また繰り返されることになるだろう。

報道が減った今、舛添不信任を全会一致で可決しようとしていた都議会は何をやっているのか。各会派の姿勢について詳細をみていく。

辞意を表明してからはダンマリ

20日に最後の登庁をすませた舛添氏は、各会派への挨拶や都職員からの花束贈呈など退庁のセレモニーもなく、わずか8名の都職員に見送られて都庁を後にした。

その在職期間は2年4か月。歴代8人の知事の中で猪瀬直樹前知事に次いで2番目に短い。都議会では知事として9月まで延命してもらう代わりに「給与の全額返上」を訴えた舛添氏だったが、1カ月以内にボーナスと退職金の2600万円を受け取ることが決まっている。選挙区内での寄付を禁止する公職選挙法の関係で、返納は不可能だ。そんな“後ろめたさ”があったのか、あるいは無事に報酬をもらえる嬉しさをぐっと噛みしめていたのか。舛添氏は辞意を表明して以来、公的には一言も発していない。

6月1日に始まった第2回東京都議会定例会は、まさに混乱を極めたまま閉会した。開会時にはほとんど誰も、知事が辞職することになるとは思わなかっただろう。

しかも、これほどの大混乱があったにも拘わらず、舛添氏の「政治とカネ」の問題は、何も解明されていない。

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