「舛添辞職」で誰が次の東京都知事になるのか

橋下、石原、蓮舫、池上彰…出馬するのは?

次の都知事は誰か。先に立候補を表明するのが得策とは限らない。与野党ともギリギリまでカードを切らない可能性も(写真は民進党の蓮舫・代表代行:田村翔/アフロ)

東京都の舛添要一知事が6月15日ついに辞職願を提出、都議会に受理された。退職金は約2200万円とされる。このまま行くと、都知事選は7月31日(7月14日告示)が有力だ(8月7日投開票説もあるが、リオ五輪は同月5日開幕)。与野党は公認候補選びを急ぐが、次の都知事は誰か。政治評論家の有馬晴海氏に、現時点で後任候補として浮上する主な顔ぶれや、「都知事当選に必要な条件」などについて聞いた。

橋下徹氏の立候補の可能性は?

まず、「立候補するかもしれない有力者」を挙げる前に「当選するための三つの最低条件」をあげてみよう。「首都の顔」だけに①手腕②カリスマ性③清廉さ(クリーンなこと)が必要だ。実務能力だけでなく、人を納得させるような人物の大きさが問われるのはもちろん、今回は有権者が特に政治資金の私的流用問題に敏感であり、クリーンさが重視されそうだ。

また、これに加え与党の自公(定数127、うち自民党56、公明党23、欠員4。過半数は62)、が中心となって選ぶ前提で行くと、二党が推せる人物かどうか。さらに2020年東京五輪開催時の知事なので、実力者である森喜朗元首相との関係なども大事になる。

こうした観点から、後継候補に挙がっている主な人々について、出馬可能性や当選可能性などを見てみよう。まず実績面からは、都道府県などの首長を経験した人たちがあげられる。

現在、政治の舞台をいったん離れているという意味では、橋下徹(元大阪市長)、東国原英夫(元宮崎県知事)、中田宏(元横浜市長)、田中康夫(元長野県知事)の四氏がまっさきにあげられそうだ。このうち、橋下氏は不出馬の可能性が高い。なぜか。家庭の事情があるし、こういう言い方をして申し訳ないが、橋下氏の政治手法は大阪では通用しても、一定の品格が問われる首都では通用しづらいからだ。

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