485系特急の「ラストラン」報道は間違いだ

"国鉄の象徴"は現役で定期運行している!

485系グループの先頭車はボンネット型、貫通型、非貫通型の3種類があった(写真は非貫通型)。いずれも性能的には同じで、主要幹線の特急に長大編成で活躍。長距離輸送の主軸を担った(写真:Yoshi / PIXTA)

一般のマスコミでも報道されたので、目にされた方も多いかと思うが、JR東日本が所有していた「485系特急型電車」のうち、最後までクリーム色に赤帯の「国鉄特急色」で残っていた編成が、6月18・19日のラストランイベントをもって引退した。

一部では「最後の国鉄特急色」であるとか、「最後の485系電車」であるといった、完全に誤った内容のニュースが目立っていた。

485系も「国鉄色」もまだ現役だ

ここで指摘しておくが、国鉄特急色の特急型電車自体は485系以外に、まだ残っており、首都圏で姿を見ることもできる。485系そのものも、幾多の改造・改装を経て、現役車両としてまだ定期列車運用に入って走っている。情報の中途半端な認識や解釈により、誤報が流されてしまったことは遺憾である。

では、485系とはどのような電車であったのか。ひと言でいえば、全国的に車両を標準化することを基本方針としていた国鉄の、象徴のような系列である。

その歴史をふり返り、最後の定期列車運用となった新潟県内の快速の模様もまとめ、この車両が果たした役割や、存在意義を考えてみたい。

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