芥川賞と直木賞を設立したのは同じ人物だ
01. 芥川賞と直木賞は、日本で最も長い歴史をもつ文化賞
02. 芥川賞と直木賞の正式名称は、それぞれ「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」
03. ともに昭和10年、菊池寛が友人の芥川と直木の業績を記念し設立した文学賞
04. 菊池寛は新聞小説『真珠夫人』で人気となり、私財を投じて雑誌『文藝春秋』を創刊した作家
05. 芥川賞は純文学の短・中編小説に与えられ、基本的に無名もしくは新進作家が対象となる
06. 直木賞は大衆文学の長編や短編集に授与される賞。対象となるのはある程度のキャリアをもつ中堅作家
07. 芥川賞、直木賞ともに作品を公募する方式ではなく、すでに雑誌等に掲載、単行本化されたものから選ばれる
08. 選考対象となるのは、まだ両賞を受賞していない作家
09. よって芥川賞と直木賞、両方を受賞した作家はいない
10. 芥川賞受賞作品は雑誌『文藝春秋』に発表される
11. 直木賞受賞作品は雑誌『オール讀物』に発表される
12. 正賞として「懐中時計」、副賞として賞金が授与される
13. 懐中時計は、以前はロンジン、オメガ、セイコー製など
14. 現在の正賞の懐中時計は銀座和光謹製。裏に賞の名前、贈呈式の日付、受賞者の名前が刻印されている
15. 第1回~第20回の副賞は500円
16. 現在は副賞100万円
17. 主催は日本文学振興会という文藝春秋社の社内団体
18. 芥川賞、直木賞とも授賞は年2回
19. 上半期は12月1日~5月31日までに発表された作品が対象。選考会は7月中旬、贈呈式は8月中旬
20. 下半期は6月1日~11月30日までに発表された作品が対象。選考会は翌年1月中旬、贈呈式は2月中旬
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