フランスでも豪雨、パリ・セーヌ川氾濫の衝撃

ルーブル美術館の収蔵品も避難

 6月3日、フランスで数日間続いた豪雨によって、首都パリを流れるセーヌ川が増水し、過去30年で最も水位が高くなっている。川岸に近いルーブル美術館とオルセー美術館では一時休館とし、数十点の収蔵品を安全な場所に移すことにした。写真はルーブル休館を知らせる立札を読む観光客(2016年 ロイター/John Schults)

[パリ 3日 ロイター] - フランスで数日間続いた豪雨によって、首都パリを流れるセーヌ川が増水し、過去30年で最も水位が高くなっている。川岸に近いルーブル美術館とオルセー美術館では一時休館とし、数十点の収蔵品を安全な場所に移すことにした。またパリ近郊の一部地域では軍が出動し、取り残された住民を避難させた。

ロワイヤル環境相によると、パリ中心部でセーヌ川の水位は6メートルを超え、川岸の道路が冠水しているほか、川沿いの店などが水につかり、通勤路線の地下鉄は運休を余儀なくされた。ルーブル美術館では、貴重な彫像や美術品が梱包され「こわれもの」と表示した箱が、大理石の彫刻が見下ろす通路に積み上げられた。

パリ南方の地域では深刻な洪水被害が出ている。オルリー空港に近いヴィルヌーブ・サン・ジョルジュでは、氾濫した水が膝を超える深さに達し、軍と赤十字が立ち往生している住民の救助に当たった。

フランスでは前月から記録的降水量となっており、当局は氾濫した水が引くのに数週間かかると警告している。

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