塩野:石井さんは東大卒でマッキンゼー出身。でも、高学歴芸人っていっぱいいるんですよね、今。むしろ、「高学歴じゃなかった芸人」のほうが面白いじゃないですか。ショーンKさんみたいなね。
石井:「いじれる高学歴芸人」ってどうですかね。私、いじられキャラなんで、そこは独特のポジショニングかも。
塩野:ところで石井さん、笑いの型はできているんですか。笑いの型があったらいいなって今、思ったんですけど。たとえば、いじられたら毎回同じ泣き方をする。「だって東大なのに~」と言って泣く、みたいな型ができたら、けっこう面白いと思いますけど。
型を作ることができれば強い!
石井:ハリセンボンの春菜さんが「何とかじゃねえよ!」みたいなことですよね。
塩野:そうそう、まさに春菜さんのような型ができたら面白い。「ムーア監督じゃねえよ!」みたいな感じで。そうすると、フレームワークと汎用性が生まれる。
石井:そうですね、さすが一流のコンサルタントだ! 分野を問わず、具体的なアドバイスをしていただける。勉強になります。確かに型ができればいいですね。
塩野:型って要するに物量ですからね。TwitterやYouTubeなどで有名になるプロセスって、クオリティではなく、完全に物量だと思っているんです。つまり露出量で決まる。型が1個できて、それが汎用的にワーッと繰り返されると、1段上がるんですよね。
そこで消える人もいれば、もう1回繰り返せる人もいる。そのパターンがあるような気がします。石井さんも、そこを目指すといいように思いますけど。
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