「本当のお金持ち」は自己研鑽にもムダがない 目線は「将来」、すべては結果からの逆算だ

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何を学び、何を身に付けるか。稼ぐ人はどうしているのでしょうか(写真:bee/PIXTA)
6~7月は夏のボーナス(賞与、一時金)が支給されるシーズン。昨年と比べての増減が気になりますが、それはあくまでも短期的な話。中長期的に報酬を上げていこうと思えば、自分自身を磨き上げて、会社で出世したり、はたまた給料の高い会社へ移ったり、一念発起して独立したりする必要があります。
一方、限られた時間の中で、最大の投資効果を得るにはどんな自己研鑽をしていけばいいのでしょうか。勉強するなら、王道の英語? それとも簿記? 最近はプログラミングを学んだほうがいいという意見もあります。
『大富豪が実践しているお金の哲学』(クロスメディア・パブリッシング)の著者であり、野村證券で最年少プライベートバンカーとして、企業オーナー・ファンド出資者をはじめとした国内外の超富裕層と接してきた冨田和成氏が、稼ぐ人の勉強法を紹介します。

自己投資は早いほどリターンが大きい

●一般人は、自己投資をほとんどしない
●小金持ちは、自己投資に給料の2割を使う
●大金持ちは、自己投資に給料の半分を使う

 

私が良く知っている建設会社の社長は、中学卒業後に鳶(とび)の世界に入り、若くして自分の会社を興しました。そして25歳のときから稼ぎの大半を六本木や銀座のクラブでの飲食代につぎ込んだそうです。それは自分が遊ぶためではなく、人脈を築くためでした。実際の生活はカツカツで、相当苦労されたそうです。

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