掃除機のダイソン、なぜドライヤーを開発?

「スーパーソニック」にかける熱い思い

ダイソンが開発したヘアドライヤー「ダイソン・スーパーソニック」は、日本では税込み4万8600円で販売される予定だ

この市場には60年以上イノベーションがなかった――。そう語るのは英国人のジェームズ・ダイソン(68)。紙パックが不要で、吸引力が落ちない掃除機で一世を風靡した、ダイソン社の創業者だ。

まったく新しいヘアドライヤー

そのダイソン社が4月末、まったく新しいヘアドライヤーを発表した。「信じられないくらいたくさんの人たちが、毎日この奇妙で、恐ろしく非効率的な機械を使って時間を無駄にし、髪を傷めている」とダイソンは言う。「これを何とかしないといけない。いや、何とかできるはずだと思ったんだ」。

英ダイソン創業者のジェームス・ダイソン氏は、製品発表会に向けて自らの髪を約50年振りに伸ばしたという

スニーカーを履き、コバルトブルーのメガネをかけたダイソンは、元来エンジニアで、プロダクトデザイナーでもある。「4年で100件の特許発明を生み、600個のプロトタイプを作った結果、ようやくその答えを見つけた気がする」。ダイソンはそう語ると、「ダイソン・スーパーソニック」を誇らしげに手に取った。

横から見ると、とんかちのような形をしたそのドライヤーは、ヘッド部分がドーナツのように筒状になっている。ピンクと黒の色のコントラストが鮮やかだ。それは多くの人が考えたこともない問題、すなわち「もっといいヘアドライヤーは作れないのか」という問いに、ダイソンが出した答えだ。

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