日本の経済停滞、デフレの大きな部分は新陳代謝が進まないことに原因がある。中小企業にものすごいカネをばらまいて淘汰を止めている。それで日本の雇用が増えたのかといったら増えていない。じわじわ減るだけです。むしろ所得は下がり続ける。実力以上の雇用を抱え込んでしまう。
本来淘汰されるものが生き残ってしまうわけだから。それでお互いに過当競争している。物価が下がる。賃金下がる。デフレ的な均衡が続くわけですよ。
新陳代謝を促すことによって、日本人の持っている抵抗力なり、創造力なり、反発力が生まれることを信じている。あの敗戦からもちゃんと復活している。少なくとも歴史を見る限り、信じないほうがよくわからない。少なくとも私は日本人の力を信じています。
(撮影:今井 康一)
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やまだ たけひろ / Takehiro Yamada
1971年生まれ。1994年、上智大学経済学部卒、東洋経済新報社入社。『週刊東洋経済』編集部に在籍したこともあるが、記者生活の大半は業界担当の現場記者。情報通信やインターネット、電機、自動車、鉄鋼業界などを担当。日本証券アナリスト協会検定会員。2006年には同期の山田雄一郎記者との共著『トリックスター 「村上ファンド」4444億円の闇』(東洋経済新報社)を著す。社内に山田姓が多いため「たけひろ」ではなく「ゆうだい」と呼ばれる。
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まえの ゆか / Yuka Maeno
1984年生まれ。2008年に東洋経済新報社に入社し記者・編集者として活動した。2017年にスタートアップ企業に移り、広報やコンテンツ制作に従事。現在はフリーランスライターとしても活動中。