【質問】
【石田先生の回答】
お便りありがとうございます。藤田さんのお子さんのように「勉強=つまらない」というお子さんは、日本全国にごまんといます。私も子どもの頃は勉強を楽しいことだと思ったのは、数学が少し得意になったときに感じたぐらいで、学校の授業は忍耐力を鍛える場となっていました。
小学校1年から義務教育で9年間、さらに高校まで含めて12年間、大学へ行けばさらに4年間で16年間も勉強、学問に触れる毎日です。子どもたちは学校で、教科学習中心の勉強をして、さらに放課後は学習塾へ行くとなると、それこそ「勉強が生活の一部ではなく、大部分を占める」わけですね。その大部分が苦痛であるとしたら、それは残念なことです。
つまらなくなった勉強を、面白くできるのか?
勉強がつまらないものになったのは、「教師の側の教え方が面白くない」「子どもの側が積極的に勉強する動機を持ちにくい」「魅力的な遊びが増えているのに比べ、勉強は昔ながらでつまらない」など理由はさまざまあるでしょう。
このようにして、つまらなくなってしまった勉強が、仮に楽しい、面白いとなると、生活の大部分が充実することはもちろんのこと、当然の結果として子どもたちの学力が上昇することは言うまでもありません。
ただ「勉強を楽しいと思え!」と何度言ったところで、楽しくなるはずはありません。このような精神論ではなく、大事なことは「楽しむ構造」を作ることです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら