カーシェアは「オーナー制」で断然面白くなる 「ビールのメディア」に成功の道はある?

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カーシェアにはどんな可能性が眠っているでしょう? 夏野剛氏に聞きました
人生相談に恋愛相談、ビジネスの相談などなど、読者さんからいただいた質問の中から、毎回いくつかに夏野剛氏が回答。週刊『夏野総研』のメールマガジン(有料)を定期購読すると、質問を投稿することができます!

 

Q. パーク24の新規事業、夏野さんならどう作る?

パーク24、新サービス創出に向けたマッチングイベントを実施…応募企業の募集を開始』(Response)

パーク24グループが保有する駐車場件数、レンタカー・カーシェアリング車両、会員組織の経営資源を活用した新規事業案を募るとのことです。

もし夏野さんがパーク24グループのアセットを活用した新規事業をするなら、どのようなプランやモデルを考えるか? 教えてください。

夏野さんの見解は?

当記事は週刊『夏野総研』とのコラボレーションでお送りしています

A. カーシェアに「オーナー制」を取り入れれば、いいことずくめに!

こういう試みはいいですね。私だったら、カーシェアに「オーナー制」を取り入れます。

自分の好きなクルマに投資して、パーク24のカーシェアに提供し、最寄りのパーク24のパーキングに置いておく。自分が使うときはカーシェアのUIから予約する。それ以外の時間は好きな人が使えるようにします。値段の設定をフレキシブルにして、高級車でも可とする。

カーシェアビジネスの最大の負担はクルマの設備投資ですが、ここをオーナーシップにすることで大幅に軽減されます。クルマオーナーも自分の乗っていない時間に他人に貸し出すことで、クルマ自体を事業用資産として節税できるほか、収入も期待できる。

しかも自分で駐車場を借りる必要がない。車を借りる人は普通のカーシェアにはない高級車が借りられる。まさにいいことずくめですね。

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