偏差値29から東大合格!常識破りの勉強法

競争を制す人の「4つのやり方」

受験となると学生も親も「予備校に行くのが当たり前」とばかりに、どこに行くかを選ぶ準備を始める。しかし私は、現役でも浪人でも予備校に通わなかった。体験授業を受けて「予備校は効率が悪い」と感じたからだ。

それは実際の数値でも明らかになっている。予備校の中には東大志望者のみを扱うコースがあり、特に駿台の御茶ノ水校は精鋭の教師が集まっていると有名だ。そこから東大に合格する人数は約100人と言われている。この数字だけ見れば「東大に100人も入れられる優秀で実績がある学校」に見えることだろう。しかし、その裏では同コースを受講していた500人の生徒が不合格となっているのだ。東大の倍率は3、4人に1人が合格するので、6人に1人しか入らないのなら、むしろ受かりにくいと言える。

「みんなと一緒」は危険! 勉強内容よりも勉強法を

600人の予備校生が全員同じテキストを使い、同じ教師から同じ授業、それも志望校に特化した内容を聞いていた中で、彼らの明暗を分けたものはいったい何だったのだろうか。私は、合格した100人はほかの500人よりも効率的な勉強法をしていたのだと考える。

ほとんどの受験生は時間がないあまり、何を勉強するか(What)、どれだけ勉強するか(Quantity)、にばかり目を向け、どのように勉強するか(Quality)を軽視しがちだ。しかし私が東大に入った頃に同級生と受験の話をすると、大半の人が「勉強法の本を読んだ」と言うので驚いた。勉強の仕方を気に掛ける人など少数派だと思っていたからだ。しかしよくよく考えれば、これは効率的な勉強法をしていた少数派の人たちばかりが東大に合格したととらえるべきだ。多数派が持つ一般的な考え方を捨て、受かるための勉強法を知ることこそが合格を確実にするための近道と言える。

ある統計では、なぜ予備校に行くのかという質問に対し「みんなが行っているから」という回答が大半を占めていた。大多数の人が、みんなと同じ行動をしておけば安心という幻想にしがみついている。しかし、同じ内容を同じだけこなしていた予備校の例からもわかるように、受験で周囲と同様の行動をとれば、成績の伸びも同程度に留まる。そのままではいくら勉強したところで周囲と差をつけられず、合格できる可能性も低くなる。みんながおしなべて常識的な勉強をしている状態を逆手にとり、“非常識な勉強法”を実行できる生徒こそが成績を上げられるのだ。

ここで、私がしていた勉強法を4つ紹介したいと思う。

常識破り① すぐに志望校の過去問を買うべき。過去問は大学の「募集要項」

「過去問は入試直前に実力を確かめるもの」と、本番前までとっておく人は多い。その証拠に、書店でも入試前になると過去問のコーナーを盛り上げるようになる。しかし、私はまず過去問をみて、東大入試の傾向を確かめることから始めることにした。解くのではなく、読むのだ。「どんな問題が」「どんな形式で出るか」と、各々の配点をチェックして、その後は徹底して東大の入試問題に合わせた勉強をした。過去問は、学校側が「こうした問題を解ける生徒が欲しい」と表明している、いわば募集要項なのだ。だからこそ「最初にまず過去問」と考えを改めた方が断然有利になる。

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